燃焼〜化学計算は「ことばの式」に整理〜
2024/01/11
【解説】問題文に示されている条件を整理しましょう。
3gの炭素を完全燃焼させると、11gの二酸化炭素ができ、1gの水素を完全燃焼させると、9gの水ができるのだから、下記のように「ことばの式」に表します。
化学計算の問題の最大のポイントは、この条件と比べて問題の条件が何倍になっているかを考えることです。
1. 二酸化炭素が165gできたのだから、11gの15倍ですね。燃焼する前の炭素の重さも3gの15倍とわかります。
3 ✕ 15 = 45g 答え 45g
2. 1.と同じ考え方で、水が162gできたのだから、9gの18倍です。燃焼する前の水素の重さも1gの18倍です。
1 ✕ 18 = 18g 答え 18g
3. 「プロパン11gが完全燃焼すると、二酸化炭素が33gできる」とありますから、プロパン11gに含まれる炭素の重さは3gの3倍で
3 ✕ 3 = 9g
とわかります。
「プロパンという気体は炭素と水素だけからできていて」とあるので、残りの
11 − 9 = 2g
が水素です。
できる水の重さは
9 ✕ 2 18g とわかります。 答え 18g
理解できたら、こちらも解いてみてください。