金属の燃焼計算は比を使うと楽に解決
2024/01/11
燃焼というと、木や紙、油やアルコールなど、炎を上げて燃えるものをイメージするかもしれませんが、金属も空気中で燃焼します。
ただ、アルコールなどのように炎は出ず、光を出しながら空気中の酸素と結びつきます。
また、酸素と結びつく化学変化を酸化といいますが、その中で激しく熱や光が出るものを「燃焼」といっています。
金属の燃焼について、次の問題を考えてみましょう。
【問題】図1のような装置を使って銅の粉末を空気中で熱すると、酸素と結びついて酸化銅という黒色の物質になります。また同じようにマグネシウムに関しても空気中で加熱すると、酸化マグネシウムという白色の物質になりました。
このときの加熱前、加熱後の重さをグラフにすると、図2のようになりました。
1. 酸化銅に含まれる銅と酸素の重さの比を、もっとも簡単な整数比で答えなさい。
2. 酸化マグネシウムに含まれるマグネシウムと酸素の重さの比を、もっとも簡単な整数比で答えなさい。
3. 同じ重さの酸素に結びつく銅とマグネシウムの重さの比を、もっとも簡単な整数比で答えなさい。