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金属の燃焼計算は比を使うと楽に解決

2024/01/11
 
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【解説】

1. グラフから、銅に関して加熱前と加熱後の金属の重さ、結びついた酸素の重さをまとめます。 

<銅> 

加熱前の重さ     加熱後の重さ     結びついた酸素 

 4g          5g       5  4 = 1g 

答え 銅:結びついた酸素 = 4 : 1 

 

2. 同じように、加熱前のマグネシウムの重さと加熱後の重さ、結びついた酸素の重さを求めましょう。 

<マグネシウム> 

加熱前の重さ     加熱後の重さ     結びついた酸素 

 3g          5g       5  3 = 2g  

答え マグネシウム:結びついた酸素 = 3 : 2 

 

3. 銅・マグネシウム・結びついた酸素の順に連比を使って求めましょう。 

銅      マグネシウム      酸素 

                                     

          3            

8    :    3    :     

 

答え 8:3 

上記1〜3の問題は、どれも中学受験の理科では非常によく出てくるパターンです。それぞれの考え方をしっかり理解しておいてくださいね!

 

【コラム】

市販されている使い捨てカイロの袋の中には、何が入っているか知っていますか?

実は使い捨てカイロの中には細かい鉄粉や活性炭、バーミキュライト、水分(バーミキュライトが吸着している)が含まれています。この鉄粉が空気中の酸素と結びつく(酸化:「さびる」ともいいますね)ことで、熱が発生するんですね。

細かい鉄粉になっているのは上記の【問題】と同じですね。細かい鉄粉にすることで表面積が大きくなり、酸素と結びつきやすくなっているのです。

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