金属の燃焼計算は比を使うと楽に解決
【解説】
1. グラフから、銅に関して加熱前と加熱後の金属の重さ、結びついた酸素の重さをまとめます。
<銅>
加熱前の重さ 加熱後の重さ 結びついた酸素
4g 5g 5 – 4 = 1g
答え 銅:結びついた酸素 = 4 : 1
2. 同じように、加熱前のマグネシウムの重さと加熱後の重さ、結びついた酸素の重さを求めましょう。
<マグネシウム>
加熱前の重さ 加熱後の重さ 結びついた酸素
3g 5g 5 – 3 = 2g
答え マグネシウム:結びついた酸素 = 3 : 2
3. 銅・マグネシウム・結びついた酸素の順に連比を使って求めましょう。
銅 マグネシウム 酸素
4 : 1
3 : 2
8 : 3 : 2
答え 8:3
上記1〜3の問題は、どれも中学受験の理科では非常によく出てくるパターンです。それぞれの考え方をしっかり理解しておいてくださいね!
【コラム】
市販されている使い捨てカイロの袋の中には、何が入っているか知っていますか?
実は使い捨てカイロの中には細かい鉄粉や活性炭、バーミキュライト、水分(バーミキュライトが吸着している)が含まれています。この鉄粉が空気中の酸素と結びつく(酸化:「さびる」ともいいますね)ことで、熱が発生するんですね。
細かい鉄粉になっているのは上記の【問題】と同じですね。細かい鉄粉にすることで表面積が大きくなり、酸素と結びつきやすくなっているのです。