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動いているおもりが持つエネルギーは「放した高さ」×「おもりの重さ」で考える

2024/01/11
 
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【解説】

1. 表のA〜Fから、くらべたいことがらだけが違う実験を1組ずつ選び、ボールが飛んだ距離がどのように変化したか確かめます。

たとえばPの場合、くらべたいのは「ふりこの長さ」です。つまりふりこの長さ「だけ」が違う2つの実験をA〜Fから選び、その2つの実験をくらべればいいのです。

P.  実験AとBをくらべます。おもりの重さ、ふりこを放す高さは同じで、ふりこの長さだけがBはAの2倍になっていますが、ボールが飛んだ距離は変わっていません

よってこたえは ✗ です。

Q.  実験AとDをくらべます。ふりこの長さ、ふりこを放す高さは同じで、おもりの重さだけがDはAの2倍になっていますが、ボールが飛んだ距離も同じように2倍になっています。

よってこたえは ○ です。

R.  実験BとCをくらべます。おもりの重さ、ふりこの長さは同じで、ふりこを放す高さだけがCはBの2倍になっていますが、ボールが飛んだ距離も同じように2倍になっています。

よってこちらもこたえは ○ ですね。

 

2. 1.から、おもりが飛んだ距離は「おもりの重さ」「ふりこを放す高さ」に比例することがわかりました。つまり「おもりの重さ✕ふりこを放す高さ」に比例するということですね。

A.の実験は「おもりの重さ✕ふりこを放す高さ」が「 50 ✕ 10 = 500 」となっていて、このときボールが飛んだ距離は20cmとなっています。

E.の実験では「おもりの重さ✕ふりこを放す高さ」が「 100 ✕ 10 = 1000 」となっていて、A.の実験の2倍です。

つまりアは 20 ✕ 2 = 40 ですね。 こたえ 40

F.の実験では

「おもりの重さ✕ふりこを放す高さ」が「 イ ✕ 20 」となっていて、ボールが飛んだ距離はA.の実験の3倍です。

つまり 「 イ ✕ 20 = 500 ✕ 3 = 1500 となります。

だからイは 1500 ÷ 20 = 75 となります。 こたえ 75

このように

ボールが飛んだ距離は「おもりの重さ」「ふりこを放す高さ」に比例するから

「おもりの重さ✕ふりこを放す高さ」に比例する!

と考えるとぐっと簡単に解けるようになります。

 

ふりこの周期についての復習はこちらで

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