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風を読んで気象の理解を深めよう

2021/03/31
 
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子どもたちにもっとも身近な気象現象といえば、台風ではないかと思います。特に近年は強い台風が多く上陸するようになっていますが、中学受験の問題でもさまざまな角度から台風がとりあげられています。

典型的な出題としては、台風に関する一般的な知識を問うもの。例えば以下のようなことです。

  1. 日本の南海上、赤道付近で発生した熱帯低気圧のうち、風力が8(風速17.2m/秒)に達したものを台風という
  2. 台風は低気圧のため(一般の低気圧と同じく)まわりから空気が反時計回りに吹き込んでいる
  3. 2の風向と台風自体が進む方向が同じになるため、台風の東側に位置した地点のほうが一般に風が強い(下図)

多くの学校(特に中堅校と呼ばれる学校)の入試問題では「昨年上陸した台風◯◯号では・・・」といった枕詞から始まり、実際の内容は台風に関する一般的な知識を問うものが多くなっています。

ただ、それでは「台風の知識をつけておけばOK」とばかりにテキストだけで暗記したのでは勉強は無味乾燥で、中学校側も実はそんな「頭でっかち」な子どもに入ってきてほしいわけではありません。

ではなぜそんな枕詞とともに台風について出題するのかといえば、「身の回りの自然現象について興味を持ち、好奇心がある子どもたちに入ってきてほしい」ということの表れだと思っています。

海の近くに住んでいるなら、朝と夕方で風の吹く向きが違うことを実感できると思います。また山の近くに住んでいても、同じようなことを経験することができるでしょう。そんなに自然に溢れた場所じゃないよ、という方でも、雲の動きがこっちからこっちだ、といったことは経験できますね。雲の動きから「偏西風」(日本上空に通年吹いている西から東に向かって吹く風。天気予報の雲画像を見ていると、西から東に雲が動いていきますね)と結びつけば、お子さんにとっては大きな学びとなります。

ぜひ親子で空を見上げ、雲の動きを追う習慣をつけていただければと思います。

風を感じるのにうってつけなのが、実はオープンカー。誤解されることが多い乗り物なのですが、パレードなどと違ってオープンカーに乗るメリットは「外から見られること」ではなく「中から外が見えること」なんです。

360度パノラマの空を見上げられるオープンカーは、お子さんの教育にもバッチリ相性がいいんです。

4人乗りのオープンカー(輸入車ばかりになってしまいますが)も多く、実はオープンでないモデルと比べて「めちゃくちゃ高い」わけでもありません。皆さんいかがでしょうか?(写真はミニ・コンバーチブル)

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