熱量計算では「面積図」「てんびん法」を活用しよう
2024/01/11
【解説】方程式を使わなければならなくなる熱量計算で活躍するのが、面積図です。
熱量(カロリー)は 水の重さ ✕ 温度(変化) で表されるので、これを面積として表すわけです。
四角形のたての長さを温度、横の長さを水の重さとして表します。
たての長さ30℃、横の長さ300gの四角、たての長さ70℃、横の長さ■gの四角を書き、この2つの水を混ぜ合わせると考えるので、1つの四角(破線の四角形)にすることを考えます。
右側の四角形のAの部分を、左側の四角形のBの部分に移動すれば全体が1つの四角形になると考えれば、Aの部分とBの部分は面積が等しいことになります。
四角形の縦の長さの比が 2:3 ですから、横の長さの比は 3:2 となり、
3 = 300g
2 = 200g
答えは 200g となります。
この逆比の考え方を表す図に「てんびん図」というのもあります。
下記のようにてんびんの左右のおもりが水の重さ、温度がてんびんのうでの目盛りと考えると、左右のうでの長さ(16℃:24℃=2:3)の逆比がおもりの重さ(水の重さ)と考えることができ、上記の面積図と同様に解くことができますね。